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梅雨の不調

こんな人におすすめ

• ・梅雨時期に入ってから、体や頭のだるく重い感じがある人 。
• ・梅雨時期に入ってから、消化不良や下痢がある人。
• ・水分代謝が悪く、冷えや浮腫みやすい体質の人。

すり身と苦瓜の高野豆腐詰め煮

材料（２人分）	分量	性味	帰経	ここでの効能
高野豆腐	2枚	甘/涼	脾胃大腸	生津清熱
白身魚すり身	60g	甘/平	肝腎脾	補気健脾
高菜漬け	6g	苦辛/温	肺大腸	利水
苦瓜	1/3本	苦/寒	心脾胃	清熱解暑
人参	10g
金針菜	8g	甘/涼	肝腎	清熱利水
枝豆(冷凍または茹で)	10g	甘/平	脾胃腎	健脾利湿
塩	少々	鹹／寒	脾胃大小腸	清熱解毒
片栗粉	適宜	甘/平	胃大腸	補気健脾
★昆布だし ★金針菜戻し汁	200cc	鹹/寒	脾胃腎	清熱利水
★みりん	大さじ1	甘/温	脾	健脾
★醤油	大さじ1	鹹/寒	脾胃腎	清熱健脾・ 開胃
紫蘇	2枚	辛/温	肺脾	解表・ 行気和胃

作り方

• 1.金針菜はさっと水で洗い、ひたひたの水につけて戻し、端の硬いところを切る。戻し汁は昆布だしに加える。
• 2.高野豆腐は戻して水気を絞り、2辺に切り込みを入れて開く。★印を合わせただしに漬けておく。
• 3.高菜は軽く水洗いして塩気を落としてから水気を絞り、みじん切りに、苦瓜と人参は3ミリ角に切る。枝豆は豆をさやから出す。
• 4.ボールに白身魚のすり身、高菜、苦瓜、金針菜、枝豆、塩を入れて混ぜ合せ、水(分量外)を加えながらなめらかになるように練る。
• 5.２の高野豆腐はだしをしぼり、切り目を入れたところを開いた内側に片栗粉をまぶし、4を詰め込み、鍋に立てるように並べ、★のだし汁を加えて15分ほどコトコト煮る。 
• 6.器に盛りつけ、千切りにした紫蘇を上に飾る。

コツ

• ・煮る時の火かげんが強すぎると、詰めてあるものがはみ出してきて、汁がにごるので、中火くらいで激しく沸騰させないで、コトコト煮る。 
• ・白身魚のすり身は、日にちが経つと固まりやすいので、買ってきたら早目に使う。 

薬膳ポイント

• ・梅雨時期は空気中だけでなく私たちの体の中にも湿がこもりやすくなり、水分代謝が低下して胃腸の不調や体や頭のダル重さの不調が出やすい時です。
• ・こうした時は、体内にこもった水分の排泄を促進してあげる「利水」「利湿」の食材を加えると良い。 
• ・梅雨の時期は暑さと肌寒さが共存する時期です。利水効果がある食材は体を冷やす作用ものものが多いので、冷えすぎないように、温や発散(解表)やめぐり(行気)の食材を少し加えると良いでしょう。