マーガリンとバターどっちがいいの?
バターとマーガリン、皆さんはどちらを好んで使っていますか?
バターとマーガリンはいったい何が違うのでしょう。
バターに多く含まれる油脂は飽和脂肪酸といい、取りすぎると悪玉コレステロールが増えてしまいます。
一方でマーガリンは植物性だから安心なのでしょうか?
マーガリンは悪玉コレステロールを抑制する不飽和脂肪酸(主にリノール酸)を多く含んでいます。不飽和脂肪酸は体内で人が作り出せないため摂取する必要がありますが、たくさん取ると、健康被害のリスクを高める報告もされています。
また、マーガリンに含まれるトランス脂肪酸は冠動脈疾患のリスクになることが研究結果として示されています。しかし、欧米などに比べると日本人のトランス脂肪酸摂取量は少ないため、朝食の食パンに利用する程度であれば影響は少ないと考えられます。
最近では、トランス脂肪酸を含まないマーガリンも売られていますので、気になる方は利用してみてはいかがでしょうか。
ではカロリーはどうでしょう?マーガリンのほうがヘルシーと思っている人も多いですが、両方のカロリーはほぼ同じなのです。ですから、マーガリンをバターの代用にするのは間違いです。
高カロリーのバターやマーガリンはダイエット中は控えたいものですが、どうしても使いたいときは、料理に使う場合は野菜やキノコ、海藻類を多く取り入れ食物繊維をたくさんとりましょう。食物繊維はコレステロールを吸着し、体外に排出してくれる役割があります。
パンにつけるのであれば、脂肪分やカロリー1/2タイプのもの又は、オレイン酸(悪玉コレステロールを抑制し善玉コレステロールを減らさない)を含むオリーブオイルなどを代用するのもひとつの手です!