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体内時計に合わせた生活リズム

体の中には時計遺伝子にコントロールされた「体内時計」が存在します。健康管理の司令塔で、体温や血圧、食欲、睡眠、代謝等、生活リズムをコントロールしています。
例えば、体温や血圧は夜寝ている間が最も低くなり、朝起きると同時に上昇しはじめ一日の活動や仕事に対応する準備をします。一般的に活動量は日中にピークを迎えて、疲れた夜には緩やかに低下します。
深夜まで起きていたり、遅い時間に食事をしたり、朝食をぬくなど不規則な生活が続くと、体はいつが昼なのか夜なのか分からなくなり、夜になっても体温や血圧が高い状態が続いてしまいます。それにより、なかなか眠りにつけないだけでなく、食欲の低下や逆に深夜の過食、体調の変調、エネルギー代謝の低下に繋がります。
乱れた生活リズムを整えるためには、まず朝早く(6時頃、日の出とともに)起きてカーテンを開け、朝日を浴びることです。脳に「朝が来た!」と信号を送り体内時計をリセットさせることができます。

起床後1時間以内に食事を摂る
太陽の光の覚醒作用と、体内時計の子時計の役目がある朝食を併せることで体温が1℃上昇し、基礎代謝が13%上昇すると言われ、その日一日を代謝の高い状態で過ごせます。
時間栄養学例






その後、朝食をとることでさらに“いいこと”があります。

朝食を食べると勉強や仕事の効率が上がる
朝食を抜くと、体内時計にスイッチが入らず無駄にエネルギーを消費しては危険だと体が察知し、その日の活動を抑えようとします。体温が上がらず代謝の低い状態でのスタートになります。意欲の低下にも繋がり、学業、仕事の効率にも影響が出てきます。

朝食を食べないと太る?!
朝食を抜くと、血糖値の低い状態がつづきます。脳のエネルギー源はブドウ糖のみのため、体は筋肉を取り崩して脳のエネルギー源とする糖新生を起こします。筋肉が減ると基礎代謝の低下につながります。1食抜いてダイエットのつもりが、いずれ減量は停滞し、そのうち代謝が落ちた分カロリーオーバーになりリバウンドに繋がります。

前日の疲れが抜けず、朝食を食べずに少しでも長く布団に入っていたい方、勉強や仕事に対する意欲が上がらない方、食事での減量がうまくいかない方。まずは朝早く起きてカーテンを開けて、窓際で朝日を浴びながら朝ごはんを食べる事を始めてみませんか。
体の不調は生活リズムにあるかもしれません。また、お正月太りを解消させるにもいいきっかけになるかもしれませんよ。
朝

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