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禁煙に向けて一歩踏み出そう~新型たばこについて~

東京オリンピック、パラリンピックまで1年を切りました。オリンピックに向けてさまざまな準備が進む中、「受動喫煙防止対策」としてたばこ対策も強化が進んでいます。
たばこが健康に害を及ぼす事は、世界共通の認識で、各国がたばこ対策を進める中で日本は遅れをとっていましたが、東京オリンピック、パラリンピックがきっかけになり、公共の場では指定された場所でしか喫煙が出来なくなってきています。たばこに関しては2016年に新型たばこが発売されて、当初は入手するにも時間がかかったほど関心を集めました。現在も新しい商品がどんどん開発されているため、需要が増えている事が分かります。たばこをやめた方が良いことは分かっている、けれどもなかなかやめられない人にとっては健康被害の低減につながるとして、新型たばこを禁煙の選択肢としている方が増えているのが現状です。
今回はどんな種類の新型たばこがあるのか整理してみました。

Ⅰ.加熱式たばこ(ニコチンを含む)
①加熱タイプ(アイコス・グロー)
電気の熱で葉たばこを加熱させて蒸気を作りだし、その蒸気を吸い込む。タール量を削減している。
②リキッドタイプ(プルームテック)
カートリッジに含まれる液体(リキッド)を低温過熱して蒸気に変えて、葉たばこの詰まったカプセルを通ってたばこ成分を吸入する。タール量を削減している。

Ⅱ.電子たばこ(ニコチンを含まない)
香りのついた液体(リキッド)を蒸気に変えて吸い込む。
リキッドを自由に交換(補充)できるタイプをベイプ、交換できないタイプを非ベイプと言う。
【ベイプ】
①MODタイプ
大容量のバッテリー(MODと言う)を使用し、自分好みの味や煙にカスタマイズ・設定が出来る。味も煙の量も他の電子たばこより濃厚。
②ペンタイプ
MODタイプよりコンパクト。カスタマイズや設定があまり出来ないが、簡単に使用できる。

【非ベイプ】
①カートリッジ式
見た目は紙たばこに似ている。サイズが小さく持ち歩きに便利。煙の量がベイプと比べて少なめ。カートリッジは使い捨て。
②使い捨て式
本体にバッテリーとリキッドが内蔵されている。リキッドが切れたら廃棄する。

日本ではニコチンを含有する電子たばこ用の液体(リキッド)は、薬事法にて医薬品とされるため発売は禁止されています。

安全性に関して、加熱式たばこと紙たばこを比較して科学的な知見を厚生労働省が公表しています。(詳細を確認したい方は、webで【厚生労働省 加熱式たばこにおける科学的知見】と検索してください)電子たばこに関する科学的知見はまだ出ておらず、かなり時間を要すると言われているため、不安な要素であります。
安全性や健康被害の低減が明らかになれば、禁煙方法として新型たばこが確立される日がくるかもしれません。「禁煙」や「節煙」は無理…という方でも、自分に合った方法で「禁煙に向けてまずは一歩」を踏み出してみてはいかがでしょうか。
たばこ

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