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栄養表示~ゼロの魔法~

最近、食卓に並ぶ多くの商品に栄養表示がなされ、「カロリーゼロ」「糖質オフ」などの強調表示が目立っています。栄養表示基準制度においてカロリーや糖質、脂質などについて「ゼロ」や「オフ」などを表示する場合は基準が設けられています。“基準があるから安心”と思われがちですが、消費者が騙されてしまう落とし穴が潜んでいます。
まず、栄養表示を確認する際、表示単位(100g若しくは100mlあたり、又は1食分、1包装あたりなど)に注目しましょう。2つ以上の商品を比較する際にも重要なポイントです。「カロリーハーフ」などの相対表示は比較対象商品を確認しましょう。また、「ゼロ」は含まない旨の表示であり、「オフ」は低い旨の表示であるため、意味が異なります。さらに、「ゼロ」と表示できる基準が設けられているため、微量に含まれていても基準を満たしていれば、「ゼロ」と表示することができます。表現に惑わされないことも必要です。例えばカロリーは100ml中5kcal以下であれば「ゼロ」と表記できます。
最近では糖質ゼロのチューハイやウインナーなど様々な商品が販売されています。これらは必ずしもカロリーゼロではありません。「糖質ゼロ」の商品に脂質、たんぱく質、アルコールが含まれていれば、カロリーは含まれます。
「ゼロ」という表記だけに気をとられ、誤った認識をしている人はいませんか。表示とにらめっこして適切な商品をゲットしましょう。

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