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プリン体を含む食品について

プリン体の摂り過ぎは尿酸値を上昇させて急性の関節炎を生じる痛風の原因になります。プリンなんてかわいい名前ですが、痛風の語源は「風が吹いても痛い」です。関節に激痛が生じるケースがあります。
尿酸値を気にされている方にはお酒の飲む方は気を遣いますよね。プリン体をカットしたビールは嬉しい商品ではないでしょうか。さまざまなメーカーがプリン体含有量100mlあたり0㎎と記載して販売をしています。最近はプリン体だけでなく、糖質オフ、食物繊維入りとより健康的な飲み物と感じさせるビールが増えてきて驚きます。
では通常のビールにプリン体がどのくらい含まれているのかご存知ですか?!残念ながら缶に記載はないので消費者としては比較が難しいですよね。そしてお酒の肴にもプリン体を多く含む料理が多いのです。下の表をご覧ください。

一回喫食あたりのプリン体含有量(mg)
料理名   アルコール
焼き鳥レバー1本50g  143  ビール350ml 17.5
アンコウ酒蒸し70g 279 プリン体カットビール350ml 0
カツオ刺身8切れ100g 211 日本酒1合 2.2
真いわし(干物)3本90g 275 焼酎(25%)1合 0
焼き鳥レバー1本50g 143 ビール350ml 17.5
タコ70g 96 ウイスキーシングル 0
カップラーメン(豚骨)1食分 88 ワイン一杯100ml 0.4
カニ味噌50g 76 ブランデー1杯30ml 0.1

どうでしょうか。料理に比べるとビールに含まれるプリン体はわずかな量に感じませんか。ビールでプリン体を控えているつもりが、一緒に食べている料理で努力が水の泡に・・・ってこともありうるのです。しかし飲む量によってはやはりビールも侮れません。そしてビール以外のアルコールに替えてプリン体を控えている方も同じことが言えます。
日本人の平均プリン体適正量は100~150㎎と言われています。体内に吸収されたプリン体は尿酸に変換されて尿中に排泄されますが、人の尿酸排泄能力には限界があり、食物の供給量が増えると体内の蓄積量が増して高尿酸血症に繋がるからです。
お酒を長く美味しく楽しむコツは、外食よりご自宅での飲食で、バランスの取れた食事と程よいアルコール量と言うことですね。

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