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むかごと黒米のごはん

こんな人におすすめ

• ・老化予防したい方
• ・更年期の方
• ・乾燥が気になり、潤いを補給したい方（滋陰潤燥）
• ・コロコロ便の方（潤腸通便）
• ・冬の養生薬膳を日々の食事にとり入れたい方

むかごと黒米のごはん

材料	分量	性味	帰経	ここでの効能
白米(粳米)	1合(160g)	甘/平	脾胃	補気健脾
黒米	25g	甘/平	脾胃腎	健脾・補腎
酒	大さじ1	甘辛苦/温	心肝肺胃	散寒・ 温経通絡
かつお出汁	炊飯器の目 盛1.3合分	甘/平	腎脾	補気益精
塩	ひとつまみ	鹹/寒	胃腎大小腸	解毒
むかご	50ｇ	甘/平	肺脾腎	補腎益精 ・潤肺
黒ごま 【胡麻仁】	適宜	甘/平	甘/平	潤燥通便 ・補腎

作り方

• 1.白米は普通に研ぎ、黒米はさっと洗い、炊飯器に入れ、酒を加えてから、かつお出汁を炊飯器の目盛りで1.3合分まで加える。1時間、浸漬しておく。
• 2.むかごは水洗い後、ザルに軽くこするようにかき混ぜて余分な皮を落とし、再度水で洗い流し水気をきる。
• 3.炊飯器にむかごと塩ひとつまみを加えて炊く。
• 4.炊き上ったら、全体をよく混ぜて、器に盛り、黒ゴマをかける。

コツ

• ・むかごの旬は10月～11月。貯蔵は約1ヶ月ほどできますが、保存する場合は湿らせたキッチンペーパに包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫に入れます。常温でおいておくと水分を失って、表面にしわがよるので注意しましょう。
• ・黒米は白米と合わせて炊くことできれいな紫色のごはんができ上がります。炊く時にひとつまみの塩を加えることで、色よく、美味しく炊けます。また、黒米は白米よりも硬いので、しっかり時間をかけて浸水させることで柔らかく仕上げます。
• ・4人分で作る時はかつおだしは炊飯器の目盛りで2.5合分に合わせます。

薬膳ポイント

• ・むかごは山芋の赤ちゃんです。山芋そのものよりもぎゅっと栄養が詰まっています。
• ・むかごが手に入らない時は大和芋を1センチ角に切って代用しても良いでしょう。（長芋は炊飯でかなりに崩れてしまいます）むかごは山芋の葉の付け根にできる、小指代の球芽です。根部分の山芋よりも滋陰や補気、補腎の効能が強いので、旬の時期にはぜひ使ってみてください。
• ・出汁はかつお出汁を利用します。昆布だしは性味が寒なので夏むきです。かつおは平性で、さらに益精の効能もあるので、冬の補腎に最適です。